共有:
坪枯れという大きな被害をもたらすトビイロウンカは、別名秋ウンカとも呼ばれ、その名の通り秋にかけて世代交代を繰り返し個体数を増やしていく害虫です。そのため、密度が少ない発生初期にしっかり抑えることがポイントです。県の防除所などが公表している発生予察情報を基に、若齢幼虫のピーク前を狙って散布してください。
ウンカはイネの株元に集まる習性がありますので、しっかり株元に薬液が掛かるよう散布してください。また、年によって発生時期が早まるときもありますので、初期の防除を徹底する意味でも、箱剤との体系防除をおすすめします。
トビイロウンカの発生パターン図

ヒメトビウンカの発生パターン図

お米の品質を損なう斑点米は、カメムシ類が出穂期の前後に周辺の雑草(主にイネ科)から水田内に飛び込み、産卵、ふ化した次世代幼虫が籾を吸汁することで引き起こされると考えられています。これら幼虫の被害からイネを守るため、出穂期の少し前を目安に散布していただくことをおすすめします。
また、畦畔の除草に加え、イネよりも開花の早いノビエやホタルイといった水田内雑草もカメムシを引き寄せる原因になりますので、除草剤を用いた雑草管理を徹底いただくことも効果的です。
斑点米カメムシ類が水稲に加害するまでの寄主植物移動の例(模式図)
